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B  オープニングトーク「私たちが複数の現実を信じるということ -幻聴・妄想と信仰をめぐって」 

B  オープニングトーク

「私たちが複数の現実を信じるということ 
-幻聴・妄想と信仰をめぐって」



「かみまちハーモニーランド」では2回ほど関連するトークイベントを企画しています。

1.「私たちが複数の現実を信じるということ -幻聴・妄想と信仰をめぐって」

日時:223日(金)18:30-20:00(ただし18:00よりオープニングイベント)

ゲスト:秋田光軌 (浄土宗大蓮寺副住職。浄土宗應典院主幹・應典院寺町倶楽部事務局長)

2.「声と共に生きるということ」
日時:32日(金)19:00-20:30(ただし18:30よりクロージングイベント) 

ゲスト:藤本豊(ヒヤリング・ヴォイシズ東京例会主催。立教大学コミュニティー学部・明治大学文学部 兼任講師)

 

12共に

場所:ハーモニー

定員:20(要予約)

参加費:無料


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1では、大阪から浄土宗の僧侶である秋田光軌さんをお招きし、幻聴・妄想と信仰について学び、考えたいと思います。

私たちは自分たちの見えている現実が唯一の正しいストーリーだと信じていますが、現実だと信じているものも、実は多くのストーリーのなかのひとつであり、隣にいる人はまた違うストーリーを生きているのかもしれないと想像する機会は多くありません。

今回、「かみまちハーモニーランド」では、ハーモニーメンバーのそれぞれの体験を「精神科の症状」とするのではなく、隣人の生きているもう一つの現実と考えるところから、企画をスタートしました。


幻聴や妄想は、精神疾患に伴う症状ではありますが、身体的な病や事故など生命が危うくなる事態、別離や喪失などの強い心理的ストレス下においても体験するといいます。

たしかにハーモニーのメンバーたちの体験した不思議な話を聞いてみると、辛く長期間に及ぶ苦労であることも多いのですが、なかには、幻聴や妄想が自分自身の過酷な境遇を生き延びるために与えられたギフト(贈物)のように思えることもあります。幸運な妄想(「いつも監視されているが、それは恋しい彼女が自分を守ってくれているから」)は、その人の毎日を豊かに彩っているようにも感じられるのです。


様々なアプローチを探る中で、私たちの頭を離れなかったのは、幻覚、妄想と「信仰」との関係でした。

「洋の東西を問わず、宗教が成立する際に、ある特定の個人にもたらされる天の啓示や神のお告げは、その人にのみ聞こえ、視ることのできた現象として記述されるのが共通の特徴である」(「幻聴の世界 ヒアリング・ヴォイシズ」日本臨床心理学会編)とあるように信仰と「声」の関連は深いように感じられました


それで、現役の宗教者にお話しをうかがいたくなりました。

秋田さんは、大阪の浄土宗大蓮寺副住職、浄土宗應典院主幹という現職の僧侶であり、「應典院を拠点に仏教のおしえを伝えるのみならず、哲学対話や演劇的手法などを交えて、人が死生への問いに取り組むことができるよう活動」(秋田さん自身のプロフィールより)されています。


秋田さんに打ち合わせで、出家の話を伺いました。

出家とは、俗世から完全に去ることを意味するのでない。

実際は、俗世のストーリーに囚われた私たちの現実を「信仰」という外からの視点で捉え直すことだというお話しが印象的でした。


太古の昔においては、幻覚や妄想も、人々を救う「信仰」の一部として、俗世のストーリーとは異なったもうひとつの現実として世界の中で輝いていたというのは、ロマンチックすぎる妄想かもしれません。

ただ、曖昧さを排除し、概念を明快にしていく現代は、科学的に正しいとされる一つの現実しか認められないのではないかという息苦しさを感じる時代でもあります。


世界の捉え方は多様であり、目に見えている現実以外にも世界はあるという「おおらかさ」を持った世界は、当事者を含め、あらゆる人に生きやすい世界かもしれない。そんなことを思いながら、トークの準備をしています。


ぜひみなさん、ご予約を!

場所:ハーモニー

定員:20(要予約)

参加費:無料

お申し込み方法

お申し込みはメールにて代表者氏名、参加希望のイベント名、参加人数、当日連絡のつくご連絡先を明記の上、kamimachiharmonyland@gmail.comまでご連絡ください。

お問い合わせ先

特定非営利法人やっとこ 就労継続支援B型事業所ハーモニー

東京都世田谷区世田谷 3--1アップビル2F

TEL : 03-5477-3225



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(予告)

2.「声と共に生きるということ」日時:32日(金)18:30-20:30(講演は19:00) 

場所:ハーモニー

ゲスト:藤本豊(立教大学コミュニティー学部・明治大学文学部 兼任講師)

都立中部総合精神保健福祉センターなどで心理職として勤務。幻聴の当事者とヒアリング・ヴォイシズ東京例会を主宰 主な著書:「私たちの津久井やまゆり園事件」「統合失調症のひろば」3号 -ヒアリング・ヴォイシズという考え方-「幻聴の世界-ヒアリング・ヴォイシズ-」など

ヒアリング・ヴォイシズという取組は、幻聴の体験をそのまま、体験者の言葉を大事にしながらその体験への理解・対処・支援について学び、きこえる本人の自己理解と関係者の理解や視点の拡大をすすめようとする研究と支援活動です。http://www.dailymotion.com/video/x14twrv

藤本さんと共に、声が聞こえる人と共にあることについて考えてみたいと思います。

予約方法は1と同様です。


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by harmony_setagaya | 2018-02-22 01:07 | お知らせ