「新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー」のためにハーモニーメンバーが撮影した写真の様子
ハーモニーは、特定非営利活動法人やっとこが運営する、こころの病を持ちながら地域で暮らす人が日中集う場所です。30名ほどのメンバーが登録し、作業をしたり、趣味の活動をしたり、思い思いに過ごせる場所を提供しています。
ハーモニーは2017年度からTURNLANDを展開し、施設を地域にひらく試みを行ってきました。2020年度にはオンラインで「お金をとらない喫茶展3 ~in my brain〜」を開催。地域の人をはじめ、誰でも参加できる「喫茶展」を開き、ハーモニーのメンバーや職員と、イベントに参加したさまざまな人たちがゆったりと交流する場が生まれました。
2021年5月より、文化活動家のアサダワタルさんが活動に参加し、ハーモニーのメンバーにインスタントカメラを渡して、日常の中で撮影した写真を見ながらそれぞれのお話を集めてきました。
『新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー』
今回はアサダワタルさんの演出のもと、ハーモニーを舞台にオンライン配信にて開催します。第1部は、ハーモニーのメンバーが日常で撮影した写真を、「人力スライドショー」で映し、撮影したメンバー自身がコロナ禍で始まった新しい生活について語ります。第2部では参加型トークを開催し、一般参加者による日常の写真も共有しながら、アサダさんやメンバーとともに新しい日常について語り合います。
アサダワタルさんからのメッセージ
「幻聴妄想かるた」など、精神障害当事者ならではの特性をユニークなコミュニケーションへと転換させてきたハーモニー。ここに集まり、語りあい、そして表現し、新たな出会いを重ねてきたメンバーたちの日常。しかし、こうしてただ集うこともままならないコロナ時代を生きる中、メンバーたちはどんな「新しい日常」を体感してきたのか。その感覚を広く知ってもらうために編み出した、ハーモニーならではの「スライドショー」を、インターネットを通じてお茶の間のみなさんにお届けします。写真あり、語りあり、歌あり、笑いあり、涙あり、妄想あり、いやこれぞまさに「現実」そのもの。どうぞお楽しみください。
【概要】
開催日時:11月28日(日)13:00〜14:30(開室:12:50)[オンライン開催]
定員:50名
※第2部の参加型トークに出演を希望する方は、下記【申し込み方法】で詳細をご覧ください。(定員:5名)
参加方法:要申し込み(先着順、定員になり次第受付終了)
参加費:無料
※オンラインで実施予定です。参加者には事前にURL情報をお知らせします。
※ネットワーク環境の安定した場所にて、パソコンからのログインをお勧めします。
※参加に関わるインターネット通信費用はお客様のご負担になります。
※配信には最善の準備を行い実施しますが、生配信である特性上、不慮の一時停止や乱れなどが起こる可能性がありますことをご了承ください。
問い合わせ先:ハーモニー 03-5477-3225
※詳細につきましては決まり次第、ハーモニーのブログまたはFacebookイベントページにアップしていきますので、そちらも併せてご覧ください。
【タイムテーブル】
13:00〜13:45 第1部『新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー』
13:45〜13:55 休憩
13:55〜14:30 第2部「参加型トーク」
【視聴方法】
第1部、2部ともにオンライン(YouTube)で配信します。
*第2部の参加型トークに出演する方は、「Zoom」での参加となります。 参加者には、事前にURL等詳細をお送りします。出演しない方も引き続きyoutube上で2部の観覧は可能です。
【申し込み方法】
参加ご希望の方は表題を「『新しい生活様式を送る私たちの実感と人力のスライドショー』参加希望」とし、以下を明記の上、メールにてお申し込みください。
【締切:11月25日(木)12:00】
1、氏名、メールアドレス
2、第2部の「参加型トーク」への参加希望者は、「最近撮った日常の写真」と「写真の説明」をお送りください。プログラムの都合上、定員(5名)を設けさせていただいています。応募多数の場合は、ご参加いただけない可能性がありますこと、ご容赦ください。
(出演者は、後半はZoomに切り替えて「カメラと音声をON」でご出演いただきます。)
送信先:harmony_setagaya@yahoo.co.jp
※定員になり次第締め切らせていただきます。
※お預かりした個人情報は、適切に管理・保管し、本事業の実施及びご案内のみに使用いたします。
※録画・録音はご遠慮ください。
※当日の様子の写真や画面は、後日公式ウェブサイト等で公開する場合があります。
【プロフィール】
アサダワタル
文化活動家。1979年生まれ。社会に埋もれがちな多様な個人の「声-存在」を、文筆や音楽、プロジェクトを通じて表現。個人宅を他者に開放するムーブメント「住み開き」の提唱者としても知られる。近年の著作に『住み開き増補版』(ちくま文庫)、『ホカツと家族』(平凡社)、『想起の音楽』(水曜社)、コンサート演出に「声の質問19」(東京藝術大学, 2021)、展示演出に「まなざしラジオ!!」(東京芸術劇場, 2020)など。2019年より品川区立障害児者総合支援施設「ぐるっぽ」にてアートディレクター。2022年春に、アサダワタルと下神白団地のみなさん名義でCD『福島ソングスケイプ』(Granny Rideto)をリリース予定。