世田谷 就労継続支援B型事業所 ハーモニーの公式ブログ

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お邪魔ん裕二、かく語りき

夏休みあけで、ぼんやりしていたら、裕二さんが遊びに来ました。

おりしもハーモニーはバンド練習の真っ最中。
三曲ほど飛び入りで歌って、施設長となにやらニヤニヤと笑いながら話をして、
「今日は休みだから、帰ってボイトレ(ボイストレーニング)しなきゃ。がはは」と
電動車いすを操って帰って行かれました。


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彼の去った後の机をみると、不思議な文書が。。。

お邪魔ん裕二と署名があります

全文紹介しますね。








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私は、今回の施設の中でたくさんの方が殺されたことについて、憤りを感じざるを得ません。
いくら何があっても、自分の思い込みや価値観を示すために人の命を絶つ、ましてや、無防備で抵抗できない人達をターゲットにすること自体が卑怯者で許すことはできません。
 ニュース等で聞く限りでは、「健全者と違い、劣っている者を世の中から片付けたくてしょうがなかった。」らしいということですが、そういう感覚が世の中のひずみを生んで暮らしにくくしているのでしょう。
この卑怯者も、世の中に入り込めない一人だったのかも知れません。
でも、そんなふざけた世の中で、世の中や自分と向き合いながら、もがいている人はいっぱいいます。
奴は、そういう向き合いを避け自分のごまかしの矛先を罪もない人に向けぶつけたのでしょう。

 正直言えば、奴には一ヶ月ぐらい身体をロープか何かでぐるぐる巻きにされてしばらく、そのままいてもらいたいぐらいです。
まぁー、仕返しみたいなことをしても、どこかの国みたいに仕返しを繰り返すことになりますから、やっても意味ないです。でも、奴がやったことからすれば、罰としても重くはないと思います。
 私としては、今まで通り〘今までより力は入るだろうが〙ケーキを売りながら「違いを見せあい、劣っていてもいい補え合えばいいだけ。」というお付き合いを作っていきます。

それが、奴との本当の勝負です。

 ニュースの中で、無念のうちに殺された方々の個々の紹介はまるっきりなく、どういう方々だったのかも全く分からない状態です。配慮なのかもしれません。  
 私は、昔からショウガイシャというと十羽一絡げに見られてしまうところがあり、「個々の性格や生活などない。」という間違った見方がまかり通っているような気がします。
いきなり夜中に襲われて、恐ろしかったと想像できるような気がします。
その亡くなった方々の無念さや悔しさを伝えるためにも、生前の足跡をたどることは重要なはずです。
それだけ、生活の主人公として見られていない表れでしょう。
勝手な物言いに聞こえるかも知れませんが、その無念さを私が継承し、いろんな人たちに自分達の『付き合いの中身』も含めてイメージし、伝えていくことでしょう。
最後に、マスコミ等の情報から嫌な言葉が独り歩きしてしまい、ショウガイシャがいじめられたりすることも多くなるでしょう。大胆に注意していきましょうや。
 
 まだまだ、書き足りないことばかりです。例えば、施設自体あり方も、いろいろあります。
私は昔、「施設が無くならないと、ショウガイシャの状況は変わらない。」と偉そうに考えていました。
 35年ほど前の通所施設は、今では考えられないほど劣悪でした。
トイレ介助を頼んでも、断られるのは当たり前という感じでした。
子供扱いも当然のことでした。
逆に、そういう環境でしたから、反発もしやすかったんです。
今は、民間委託されていることもあり、利用者さんはお客様という感覚もあり介助をこともありません。
ただ、施設の中だけで完結してしまいます。
その日を何事もなく終わればいいという感じです。
その施設でイベントをやる場合、大体のおぜん立ては職員が夜なべしてやってしまいます。
利用者さんは、当日来て楽しんで帰るという状態です。
養護学校でも、同じような状態です。
 私は、ケーキを売りながら教師や職員と仲良くなり、「今の状態は、カゴの中の鳥だね。」という話をしています。
家でも、重度になればなるほど親がすべて仕切ってしまうので、生活実感を味わえないまま過ごして、家と施設の往復で終わっています。
それでも今は、イベントや研修生の受け入れ等で外の空気が入る機会がありますが、今回のことで警備を厳しくとか言ってピントの外れた対策をひきかねないです。
むしろ、もっといろんな人を巻き込んだ方が利用者にもいい影響にもなるし、すきを作らないでいいと思います。
この前の文章で、「劣る」という言葉を使いましたが、介助が必要とかいう意味ではなく、「劣っていてもいい」と思うのです。
ショウガイに限らず、劣っていることが「悪い」というイメージがはびこっています。
子供・老人や大人でも、「劣ってはいけない」と苦しみもがいています。
そんなくだらないイメージがあるから、落ちこぼれしまいます。
そんな生きづらさを見えにくくするために、ネットや携帯・ポケモンゴー等があるような気がします。

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ですから、あえて劣るという言葉を使ったわけです。
やはり、私達が自分らしくのびのび生きて「劣っていても最高の人生を遅れることを見せつけることが、今後は余計に重要になってくるでしょう。
そんな中で、他の人たちが自分たちが如何に「今までの生活が不自由で、生きづらくってごまかそうとしてきたのか。」とをとらえ返してもらえれば、少しは一緒に世の中の矛盾を突いていけるはずです。
それには、いろんな場で、私達がやってきたことや(作ってきた付き合いも含め)、やろうとしていることを伝えて、私達もいろんな人達の状態を知り、絶えず「どういう付き合いが必要なのかを出し合っていける場を作っていくことが必要なのです。

こうした試みを行っていく中で、付き合いの中身が整理され『私達の武器』になると確信しています。
                 
文責:お邪魔ん裕二
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かっこよすぎるぞ、お邪魔ん裕二!
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by harmony_setagaya | 2016-08-15 23:05 | お知らせ

悲しい事件

先週のミーティングでは、相模原の事件のことを話しました。
深夜、施設入所支援、生活介護を行っている施設に元職員が侵入し、多くの入居者の命が奪われた先日の事件です。

この事件には、いろいろな側面があります。
「障害者が『安楽死』させられるべきものとして殺されてしまったこと」
「被疑者自身も精神障害として措置入院を経験していること」

はなしは、それらを巡って続きました。

「彼(被疑者)は、『ヒトラーがおりてきた』と言っているらしい。自分にも、いろいろなものが降りてくることがある。人ごととは思えない」とAさんが口を開きました。
「いやいや、もともと、悪い人には悪いものが降りてくる。性格のいい人(Aさん)には、いいものが降りてくるよ」と誰かが続けます。
「殺られたら、痛いからイヤだなあ」
「ひとりひとりがかけがえのない命。それを奪うのは許せない」
「たしかに彼のしたことは悪いことだし、病気のせいかもしれないけれど、社会全体が病んでいる気もするんだ。病気と言われていない人のなかにも、彼のような『障害者は死んでいい』というような考え方をする人がいると思う。」と言う人も。
「Facebookでもそういう書き込みを見たよ。正気なのか病的なのかわからないけれど。こわいね」
「わたしたちもいない方がいいと思われてるのかなあ」という声も。
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この事件はどうしたら防げたのかなあ?

「それにしても措置の解除が早くない?」
たしかに2月18日に緊急措置入院で3月2日に退院は、ハーモニーのメンバーたちの入院経験からいうと早い気がします。
「というか、退院後、事件が起きるまで、彼を誰かが支援しなかったのかな」
「生活保護のワーカーとか、保健師が、ふつうは通院しろって言うよね。野放し状態?」
「田舎の方って保健師があんまりいなかったりする」関東近県に過ごした人も言います。

ハーモニーのメンバーは、もっと入院治療を受けるべきだったのではないか。被疑者が退院後、孤立していたことで、状態が悪くなってしまったとも感じたようです。


「でも、そもそもこの被疑者は、病気だという意識があって、進んで治療を受ける人ではない気がする」とスタッフからも声があがります。
「措置入院したけれど、この人は本当に病気だったの?」
「この人は『治療』できる人なのかな」「犯罪として『処罰』される?それとも病気で『治療』される?」
「病気だから処罰されなくていいとは思わない。残された遺族のことを考えれば犯人は死刑はしかたないのかも」

疑問ばかりで考えがまとまりません。


「今後、事件を予防するという観点から、措置入院が簡単におこなわれてしまったり、必要のない入院が長引いてしまうことも心配してしまうんだよね」と施設長。
「僕たちも精神病は怖いという目でみられてしまうのかな」と独りごとのように誰かが言って時間切れとなったミーティングでした。

かけがえのない大切な19もの命が、独善的な行動で奪われてしまったこの事件。今後もミーティングのなかでも取り上げていきたいと思っています
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by harmony_setagaya | 2016-08-08 01:21 | お知らせ