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流れ者のスター

詩集を出版したり、モノマネをしたりとみんなを楽しませてくれる益山さんです。

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の: 能力ある流れ者のスターの僕に
     「ないない」とダンボールは言う


益山さんはお父さんのことを「輪郭人間」だったといいます。
「明治生まれの人でも、第二次世界大戦が終わってからは世の中の流行の曲やドラマを見る人はいっぱいいますよね。父親は見ないんです。見ても野球中継くらい。戦争中の軍歌しか歌を知らない。当たり前の普通のことが分からない。それが輪郭人間なんです」と。
 部屋は時間と空間がねじ曲げられているように、めちゃくちゃに散らかっていたそうです。箸入れの中にボールペンが入っていたり、ボールペンを立てるところに箸が立っていたり、時間と空間がねじ曲げられた間に、彼の机が存在したといいます。

長く務めた市場を辞めたのは28の時。
荷物をお客さんに配達し忘れたのが何回か続いたのが原因でクビになったそうです。

「日雇いに行ったら、からかわれました。いじめられました。才能もなければ、常識も、当たり前のことも分からなければね、女もいない、何もない男だ。
仕事はダンボールの荷物運びなので、ダンボールをオフィスの移転なんかの作業のとき、手渡しでやるんだけど、からかって笑われる、いじめられるんですよ。
僕の荷物みたいなものが、ダンボールだって言われた。ないないない、とにかく、ひんぱんに出てくる言葉は『ない』っていう言葉なんですよ。
何にもない男だって言うんでしょうね。」

そのあと、何年かして益山さんはハーモニーにたどり着きました。
おとうさんのような輪郭人間になってしまうのが怖いと言い、いろいろなことに挑戦したいと。

ハーモニーに来て最初に取り組んだのは詩集作りでした。

その後、彼は「空間補充で自分をとりもどした」と教えてくれました。なにもなかった空洞に中に水が満たされていくイメージでしょうか。

「僕が、もし文学者になれたら、あと10年かかるか、20年かかるか分からないんですけど、もっともっと勉強して静岡県知事になりたいと思っています。そのまんま東さんみたいに。
 今は取りあえずモノマネタレントと詩人でいきたいんですけど、そんなわけで夢は詩人兼モノマネタレントになることですね。松田聖子のモノマネをするので、カツラとドレス、今日買いに行くんですよ。盗聴されてるから、今言うと先回りして取られちゃうかもしれません。」

そんな益山さんです。

(写真:齋藤陽道)
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by harmony_setagaya | 2014-04-29 22:01 | お知らせ